中学3年生の夏、僕は家族旅行の最後の目的地、長野県の白馬に向かっていた。父親の運転するワンボックスカーは、国道148号を姫川沿いに松本から糸魚川に向けて急いでいた。信濃大町を過ぎ、左手に大小の湖が見えてきたとき、フロントガラスにぽつりぽつ…
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