雑記

自分用ブログ

encounter

昼間はこの世界に絶望し、それを夜に紛らわせるしかなかった。酔って帰宅してすぐにベッドの上に横たわった。気づいたら寝ていた。
 
翌朝、昨日からの20時間の絶食に加えて寝不足でふらふらの僕は明治通りを大学へ向けて歩いた。いつもの景色が二重に見えた。横断歩道の前で友人に話しかけられたが何を言っていたのか覚えていない。そのときどうやって前に進んでいたのかも覚えていない。

当たり前だが、一限の授業の内容はほとんど頭に入ってこなかった。目の前が夢のようだった。でもそれもしだいに快感に感じてきた。昨夜の一瞬を感傷的に思い描いた。同時に堕落した自分の情けなさを恥じた。こうなるはずではなかった。
 
でも、もう一度、いやこれから何度も、朝、寝不足と空腹で倒れそうになりながら道を歩いてみたいと思った。それが今の自分に合っている気がした。